2004年05月20日
トーノZEROアニメ感想キン肉マンII世 total 4578 count

ギャルにもてたい老人超人と老婆達にもてたい若者超人の合体超人!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のキン肉マンII世の感想。

サブタイトル §

第7話「老人パワー炸裂!万太郎絶体絶命!」

あらすじ §

 バリアフリーマンは、リアルボディと老人ボディを交互に切り替えながら攻撃しています。

 一時は追いつめられる万太郎ですが、キッドのアドバイスなどから、リアルボディはそれほど強くないことに気付きます。

 老人ボディは試合に勝つために、自分に戦わせろと言いますが、リアルボディは承伏できず、口論になります。

 そして、バリアフリーマンの過去が明らかになります。

 もともと、リアルボディの方はバリアフリー社会を実現することをアピールすべく、超人レスラーになった過去を持つ男でした。しかし、実際には超人として弱く、夢の実現にはほど遠い状況でした。そんなとき、木に閉じこめられたという老人の超人レスラーから身体に入れろと求められ、強さと引き替えに老人ボディを受け入れたのでした。

 つまり、バリアフリーマンは、2つのスタイルを使い分ける一人の超人ではなく、二人の超人が合体した合体超人だったのです。

 しかし、老人ボディに押さえ込まれたリアルボディは涙を流します。それを見て、万太郎は心が動きます。

感想 §

 老人を大切にするリアルボディと、ギャルにもてたいだけの老人ボディ。

 老人ボディは老人に冷酷です。

 そこが、バリアフリーマンという超人の欺瞞性ですね。

 しかし、リアルボディの方が、老人を大切に思うことは事実。その善意が弱さと同居し、欺瞞が強さと同居する矛盾。

 そこが、なかなか奥深い面白さですね。

 老人達が、バリアフリーマンの味方をする中、一人疑問を抱く老婆も興味深い展開ですね。欺瞞性に気付いてしまう人がいるわけですね。

今回の一言 §

 最初のうちは一緒になってバリアフリーマンの味方になってしまう凛子ちゃん達も、万太郎がピンチの時はちゃんと心配してくれるのが良いですね。